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サークル、凍結した16のビジネスウォレットのうち1つを解除。残り15は依然凍結中
USDC発行元のサークルが、先週一括凍結した16のビジネス用ホットウォレットのうち、1つの凍結を解除した。ブロックチェーン捜査官として知られるZachXBTが26日にこの動きを確認した。しかし、残る15のウォレットは依然として凍結されたままであり、サークルによる大規模な資産凍結措置の核心部分は継続している。
サークルは3月23日夜、FxProやPepperstone、HeroFxといった外国為替ブローカーから、Ranj.ggやClank.gg、500Casinoなどのオンラインカジノに至るまで、合計16社のホットウォレットを対象に一斉凍結を実行した。この措置は、これらの事業体が何らかの法令遵守上の問題を抱えている可能性を示唆しており、サークルのCEOが強調する「コンプライアンス優先」の姿勢を具体的に体現した動きとなった。
今回、1つのウォレットのみが凍結解除されたことは、サークルが個別のケースを精査している可能性を示す。しかし、大半の資産が依然として動かせない状態は、影響を受けた複数のFXブローカーやカジノ事業者に大きな運営上の圧力をかけ続けている。サークルが中央集権的な発行体として持つこの「凍結権限」は、安定コインの利便性と監視・規制リスクの両面を改めて浮き彫りにした。今後の焦点は、残る15ウォレットの運命と、サークルがこの判断を下した具体的な法的根拠にある。