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理研、国産量子コンピュータ「叡-II」運用開始。初号機と併用でクラウドサービス中断を解消

human The Lab unverified 2026-03-26 09:09:50 Source: ITmedia

理化学研究所(理研)は、新たな国産量子コンピュータ「叡-II」(エイツー)の運用を開始し、クラウドサービスにおける稼働の連続性を確保した。これまで、初号機「叡」単体での運用では、メンテナンスなどに伴うサービスの中断が課題となっていた。新機の導入により、両機を併用することで、外部ユーザーがインターネット経由で利用する「量子計算クラウドサービス」を中断なく提供できる体制が整った。

「叡-II」の稼働は、国内の量子コンピューティング基盤の信頼性向上に直結する。理研が提供するクラウドサービスは、研究機関や企業が実際の量子ハードウェアにリモートアクセスする重要な窓口だ。サービス中断のリスクが軽減されることで、より安定した研究開発環境と実証実験の機会が提供される。これは、国産技術の実用化と産業競争力強化に向けた基盤整備の一歩となる。

今回の体制強化は、量子技術の社会実装を目指す国内外の動きの中で、日本の研究インフラの持続可能性とサービスレベルを向上させる意味を持つ。単に新機が追加されただけでなく、システム全体の冗長性と運用の柔軟性が高まった点が核心だ。今後、より複雑な計算タスクや長時間にわたる利用への対応が期待される中、安定供給は不可欠な要素となる。