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米下院議員ウォーターズ、クラーケンのFRB口座承認に異議 連銀に書簡で緊急説明要求
米国の主要仮想通貨取引所クラーケンが、連邦準備制度の決済ネットワークへの扉を開いた。カンザスシティ連邦準備銀行が、クラーケンに対して「限定目的口座」を承認したことで、同取引所はFRBの決済サービスへの直接アクセス権を獲得した。これは、暗号資産業界が伝統的な金融インフラの核心に一歩近づいたことを意味するが、その承認プロセスは早くも議会の厳しい監視に晒されている。
下院金融サービス委員会のトップである民主党のマキシン・ウォーターズ議員は、この動きに強い懸念を表明。カンザスシティ連銀に対し、クラーケンへの口座承認の根拠と、リスク評価の詳細を説明するよう求める書簡を送付した。ウォーターズ議員は、連銀が4月10日までに回答するよう要求。この「限定目的口座」は、完全なFRBマスターアカウントの簡易版と位置付けられ、クラーケンが米ドル決済をより効率的に処理することを可能にするが、その承認が適切な審査を経たものかが焦点だ。
この動きは、暗号資産業界と連邦準備制度の関係における重要な前例となりうる。一つの取引所へのアクセス許可が、他の大手取引所に対する同様の申請への道を開く可能性がある。ウォーターズ議員の介入は、議会が金融規制当局の動向、特に新興で変動の激しい暗号資産分野への門戸開放に、より積極的な監視の目を光らせ始めたことを示す信号だ。連銀の回答内容次第では、今後の暗号関連企業の銀行口座開設や金融インフラへの統合プロセスに、より厳格なガイドラインが求められる圧力となる可能性がある。