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「手錠・腰縄で分娩台へ」妊娠9カ月逮捕の元レディース総長が語る獄中出産の実態
妊娠9カ月で逮捕され、手錠と腰縄をかけられたまま分娩台に上がるという、日本の刑事収容施設における極めて異例かつ過酷な出産体験が明らかになった。元レディース「魔罹啞(マリア)」の総長、廣瀬伸恵氏(47)が自身の獄中出産の詳細を初めて語り、収容中の妊婦に対する処遇に強い疑問を投げかけている。
廣瀬氏は、中学生でヤンキーとなり北関東で名を轟かせた後、暴力団関係者との交際を経て覚醒剤に溺れ、売人として逮捕された経歴を持つ。出所後も売人に戻ったが、その際に妊娠が発覚。妊娠9カ月の段階で再び逮捕され、刑事施設に収容された。分娩の際には、手錠と腰縄を外されることなく分娩室に連行され、3人の女性刑務官が無言で棒立ちしたまま見守る中での出産を強いられたという。
この体験は、被収容者でありながらも妊婦である個人の尊厳と、保安上の必要性のバランスという、刑事施設が直面する根本的な課題を浮き彫りにした。廣瀬氏の具体的な証言は、法務省の定める「妊婦等の処遇に関する指針」が現場でどのように解釈、適用されているのか、あるいはされていないのかについて、公的な検証を迫る材料となる可能性がある。特に、分娩という極めてプライベートで身体的負荷の大きい場面における保安措置の実態は、人権と矯正の狭間でこれまで十分に可視化されてこなかった領域だ。