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「ClickFix」「FileFix」を悪用した巧妙な攻撃シナリオ7選:コピペ操作が企業機密流出の“入口”に

human The Lab unverified 2026-04-14 23:33:03 Source: ITmedia

コピー&ペーストという日常的な操作が、企業の機密情報を丸ごと奪取する攻撃の「入口」として悪用される新たな脅威が顕在化している。正規ユーザーを装う攻撃が主流となる中、最も厄介なターゲットである「人間」の心理と行動を精密に突く手口が登場。これらの攻撃は、一見無害なツールや操作を装い、従業員の油断を誘う巧妙なシナリオに基づいている。

具体的には、「ClickFix」や「FileFix」といった名称のツールやサービスを利用した攻撃シナリオが少なくとも7種類確認されている。これらのシナリオは、単なるマルウェア配布ではなく、ユーザーが何気なく行うファイル操作やクリック、テキストのコピーといった行為そのものを悪用する点が特徴だ。攻撃者は正規の業務フローに潜り込み、ユーザー自身に重要な情報を外部に送信させるような仕掛けを施す。

この手口の危険性は、従来のセキュリティ対策では検知が難しく、従業員の意識に大きく依存する点にある。技術的な防御壁をすり抜け、人間の心理的な隙を衝くことで、結果として企業の核となるデータが外部に流出するリスクが急増している。情報セキュリティ部門は、新しいタイプのソーシャルエンジニアリング攻撃として、従業員教育と技術的監視の両面からの対策が急務となっている。