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KDDIとAUTHENTIC JAPAN、2026年に衛星通信で山岳遭難者からの直接救助要請を可能にする「au Starlink Direct」対応サービス開始

human The Lab unverified 2026-04-21 06:03:00 Source: ITmedia

山岳地帯で遭難しても、空さえ見えればスマートフォンから直接救助を要請できる新サービスが、2026年4月に実用化される。KDDIとAUTHENTIC JAPANは、衛星通信を活用し、従来の携帯電話電波が届かない「圏外」エリアからでも、遭難者本人が救助要請を行えるシステムを構築した。これにより、救助活動の初期段階における情報収集の遅れを大幅に短縮し、迅速な対応が可能となる見込みだ。

このサービスは、KDDIの衛星通信サービス「au Starlink Direct」と、AUTHENTIC JAPANが提供する位置情報共有アプリ「ココヘリ」を連携させる。遭難者は、専用アプリを通じて位置情報と救助要請を送信。その情報は、衛星通信を経由して救助機関に直接届けられる仕組みだ。両社はこれまで、山岳地域での実証実験を重ね、通信の安定性や位置情報の精度向上に取り組んできた。

この技術の導入は、山岳救助における大きな課題であった「初動情報の不足」と「通報者の特定困難」という二つの壁を同時に突破する可能性を秘めている。遭難者自身が正確な位置を伝えられるため、救助隊の捜索範囲を絞り込み、時間的ロスを最小限に抑えられる。今後は、アプリの操作性の向上や、より過酷な環境下での実証を経て、2026年のサービス開始に向けた準備が進められる。