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テヘラン日本人学校前校長が証言 イラン攻撃と通信遮断から2か月超「現地スタッフは給料を金や銀に換えて備えていた」
イスラエルとアメリカの攻撃を受け、イラン政府在線がインターネット回線を遮断してから2か月以上が過ぎた。現地からの情報が極端に減る中、「文藝春秋」6月号(5月9日発売)では、今年3月までテヘラン日本人学校の校長を務めた人物的証言が掲載された。
校長によると、イランの現地スタッフの間では、給与を受け取った分を現金ではなく金や銀の実物資産に換えて保管する動きが広まっていたという。通貨不安や金融システムの不安定化を前にした生活の防衛策とされ、庶民レベルでの危機対応が浮かび上がる形となった。通信遮断により外部との連絡が困難になる中、校舎内外のコミュニティは極限的な情報封じ込めの中で日常を送っていたとされる。
今回の証言は、日本人学校という限定的な場を通じた直接取材だからこそ得られた一次情報としての価値を持つ。イランからの報道が制約を受ける中、テヘラン内在籍していた人物的視座から見た庶民の実態は、制裁下や紛争下における社会の断片を映し出している。同校は今後も継続的な关注が必要だが、イラン全体の経済・社会状況に与える長期的影響は不透明なまま残されている。