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NTTドコモ、「iモード」が3月31日に完全終了。世界初のモバイルインターネット、27年の歴史に幕
NTTドコモが、日本の携帯電話文化を一変させた「iモード」サービスを、3月31日をもって完全に終了する。1999年2月に世界で初めて本格的なモバイルインターネットサービスとして始まったiモードは、27年間にわたる歴史に終止符を打つ。同時に、第3世代移動通信方式「FOMA」のサービスも終了し、一つの通信時代が完全に幕を閉じる。
iモードは、ガラケー(フィーチャーフォン)全盛期に、Eメール、天気予報、ニュース、ゲーム、音楽配信など多様なコンテンツへのアクセスを可能にし、日本のモバイル文化の基盤を築いた。その成功は「iモード革命」とも呼ばれ、海外の通信事業者からも大きな注目を集めた。しかし、スマートフォンの急速な普及とLTE(4G)や5Gへの技術移行に伴い、その役割は縮小。ドコモは2021年3月に新規契約受付を停止し、段階的なサービス終了に向けて準備を進めてきた。
今回の終了は、単に一つのサービスが消える以上の意味を持つ。iモードは、日本の独自進化を遂げたモバイル・インターネットの象徴であり、その終焉は、ガラケー時代からスマートフォン時代への完全な移行が完了したことを示す明確なマイルストーンだ。一部のユーザーや、iモード専用コンテンツに依存する事業者には影響が残る可能性がある。また、通信インフラの観点からは、3Gネットワーク(FOMA)の終了により、リソースをより効率的な次世代ネットワークへ集中させることが可能となる。