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Google、ブラウザの「戻る」ボタン操作を妨害する広告をスパム指定へ 6月ポリシー変更で違反サイトは検索ランク低下のリスク
Googleが、ユーザーのブラウザ操作を意図的に妨害し、広告ページを強制表示する手法を新たに「スパム行為」と認定し、6月から厳格なポリシーを適用する。これは、ユーザーがブラウザの「戻る」ボタンを押した際、本来の前のページに戻らず、広告ページや意図しないページへ誘導する悪質な手法を明確に違反と位置付けるものだ。ウェブの基本的な操作性を損なうこの行為は、ユーザー体験を著しく低下させ、長年問題視されてきた。
具体的には、サイト運営者がJavaScriptなどを悪用し、ブラウザの履歴スタックを操作して「戻る」操作をハイジャックする手法が対象となる。ユーザーは単に前のページに戻ろうとしただけなのに、広告ページや別サイトへ飛ばされ、元の目的のページにたどり着くまでに何度も「戻る」操作を強いられる。Googleはこのようなインタラクションの妨害を、スパムと同等の悪質なマニピュレーションと判断した。
今回のポリシー変更は、検索品質の向上を掲げるGoogleの一環だが、違反サイトには実質的なペナルティが伴う。ポリシー違反が確認されたサイトは、Google検索結果での表示順位が低下する「検索冷遇」の対象となる可能性が高い。これは、特に広告収入に依存するメディアサイトやアグリゲーションサイトにとって重大な経営リスクとなりうる。6月の適用開始までに、該当する手法を利用しているサイトは早急な対応が迫られる。