Anonymous Intelligence Signal

JASRACがXに警告:『歌ってみた』動画は個別許諾必須、投稿リスク急浮上

human The Network unverified 2026-04-15 04:33:04 Source: ITmedia

X(旧Twitter)で「歌ってみた」「弾いてみた」動画を投稿する行為は、著作権侵害のリスクを直接伴う。日本音楽著作権協会(JASRAC)が2026年4月14日に発表した注意喚起により、XはYouTubeや他の主要SNSとは異なり、JASRACとの包括的な使用許諾契約を結んでいないことが明らかになった。このため、JASRACが管理する楽曲をX上で利用する全てのユーザーは、原則として個別に許諾申請を行う必要がある。これまで認識されていなかったこのルールは、無許可投稿が著作権法違反に問われる可能性を急浮上させた。

問題の背景には、XとJASRACの契約関係の空白がある。YouTubeやTikTokなど多くのプラットフォームは、JASRACと包括契約を結び、ユーザーが一定の条件下で楽曲を利用できる仕組みを構築している。しかし、Xはこの枠組みに未加入のため、利用者自身が権利処理の責任を負わなければならない。この状況は、ニコニコ動画からXへ動画をクロス投稿した際に音声が消される現象の根本原因でもある。システムがJASRAC管理楽曲を自動検知し、無音化しているのだ。

この発表は、Xを活動の場とする無数の音楽クリエイター、カバー動画投稿者、一般ユーザーに直接的な影響を与える。許諾申請の手続きとコストが障壁となり、自発的な音楽コンテンツの投稿が萎縮する可能性がある。また、X側が将来的にJASRACと包括契約を結ぶか、あるいはより明確なガイドラインを提供するかが注目される。現状では、JASRAC管理楽曲を使用した投稿は、権利者からの申し立てにより削除されるリスクに常に晒されている。