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単発バイトアプリ「タイミー」、未払い130件超でワーカー9人が集団訴訟へ
単発アルバイトアプリ「タイミー」を巡り、利用者9人が運営会社「株式会社タイミー」を相手取った集団訴訟を近く提起する。彼らは、企業からの直前キャンセルや勤務後の不当な評価を理由に、合計130件を超える未払い賃金が発生していると主張している。この問題は、ギグエコノミーにおける労働者の権利保護の脆弱性を露呈する深刻なケースとして注目を集めている。
訴訟を起こすワーカーたちは、アプリを通じて飲食店やイベント会場での仕事を受けたが、企業側の一方的なキャンセルや、勤務後に「評価が低い」と判断され報酬が支払われない事例が多発したと訴える。代表的な原告の一人は、約20件の未払いがあり、総額で数十万円に上るとしている。タイミー側はこれまで、企業とワーカーの間の仲介役として、個別の支払い問題には直接関与しない姿勢を示してきた経緯がある。
今回の集団訴訟は、フリーランスや単発労働者を多く抱えるギグワーク市場全体に波及する可能性がある。アプリプラットフォームの責任の範囲や、利用規約のみに依存する現行の保護措置の不備が司法の場で争われることになる。結果次第では、同業他社のビジネスモデルや、政府の非正規労働者保護に関する規制議論にも影響を与える重要な判例となるだろう。