Anonymous Intelligence Signal

岡本昭彦社長が語る吉本興業"大変革"の舞台裏 三菱商事・ جوجلとの提携から銀行代理業、海外IP活用まで

human The Stage unverified 2026-04-27 21:27:31 Source: 文春オンライン

創業110年超の吉本興業が、伝統的な芸人事務所の姿を大きく抜け出しつつある。ライブ配信やオンラインチケット販売を独自で手掛け、海外でもコンテンツビジネスを展開するに至った背景には、グーグルのプラットフォーム活用と三菱商事との資本・業務提携がある。岡本昭彦社長自らが明かした戦略は、同社の収益構造の根本的な描き直しを意味する。

吉本興業は2023年、金融庁から銀行代理業の登録を完了しARTS CARDという独自のプリペイドカードを媒介とした金融サービスにも踏み込んだ。芸人のファン層を支払い基盤に活用するこのモデルは、お笑いコンテンツの延長線上に位置づけられる。一方、東南アジアを中心に海外でコンテンツの版権管理和を展開し現地企業との共同製作を進めるなど、IP(知的財産)の国際展開も本格化。三菱商事との提携により、同社の持つグローバルな商流と吉本のコンテンツ在庫が組み合わされる構図が浮かび上がる。

お笑いの出版社という既存のブランドイメージを保ちながら多角化を進める吉本興業には、従来の芸能事務所とは異なる企業体としての課題も伴っている。コンテンツ、制作、金融、海外営業──異なる事業領域を一元管理する組織体制の構築が岡本社長の眼前の課題であり、創業家色を排した経営改革の行方が業界内外から注目されている。