1. SpaceX上場前の「影の市場」:1.7兆ドルユニコーンを蝕む不透明な取引と投資家リスク
イーロン・マスク率いる宇宙企業SpaceXなど、巨大な未上場ユニコーンの株式を売買する「影の市場」が過熱し、複雑で不透明な取引構造が投資家リスクを急拡大させている。IPO(新規株式公開)を前に、特別目的事業体(SPV)や多層的な仲介業者を経由するセカンダリー市場取引が活発化する中で、実際の株式所有権がぼやけ、実体不明の資金の流れが蔓延している。これは単なる投資ブームではなく、上場という重大局面を前に、規制の目が届きにくい領域でリスクが蓄積している構造的な問題だ。 問題の核心は、評価額1.7兆ドルに達するSpaceXのような超大型未上場企業の株式取引が、通常の公開市場とは異なる不透明な経路で行われている点にある。SPVを介した複雑な...