1. 武蔵野線・吉川美南~新三郷間、巨大商業施設ラッシュの謎。40年前の「ある出来事」が広大な土地を生んだ
武蔵野線の車窓から、吉川美南駅から新三郷駅にかけての区間に、異様な光景が広がっている。イオン、コストコ、ららぽーとといった巨大商業施設が次々と林立する、まさに「大型施設ラッシュ地帯」だ。このエリアだけに、これほど広大な未開発地がまとまって存在した背景には、40年前に起きた「ある出来事」が深く関係している。 その出来事とは、1980年代前半に計画されながら頓挫した「新三郷土地区画整理事業」だ。当時、大規模な宅地開発が予定され、広範囲の土地が買収された。しかし、バブル崩壊や需要の変化により計画は白紙化。結果、行政や民間事業者によって買い取られた広大な土地が、長年にわたり未利用のまま眠り続けることになった。 この「空白の40年」が、現...