1. 昭和最悪の火災事故「118人死亡」の真相:ビル7階から飛び降りる人々、手抜き工事と放置された致命的な不備
昭和47年に発生したデパート火災は、炎と煙に包まれた7階フロアで人々が逃げ場を失い、窓から飛び降りるという極限の選択を迫られる惨事となった。118人もの命が奪われたこの「昭和最悪の火災事故」の核心は、鎮火後の検証とその後の裁判で次々と明るみに出た。単なる不幸な事故ではなく、建物そのものに潜んでいた構造的・管理的な欠陥が、被害を決定的に拡大させたのだ。 検証によって浮かび上がったのは、防火シャッターの不具合、避難経路の設計ミス、そして初期消火設備の機能不全など、複数の安全対策が同時に破綻していた現実である。特に問題視されたのは、コスト削減を優先したとされる「手抜き工事」と、日常点検で発見されながらも放置・軽視されていた設備不良の数々...