1. 村上世彰氏、フジテレビとの「和睦」を一転。受け皿会社ATRAが狙う「出口」戦略と水面下の緊張
村上世彰氏とフジテレビの間に、表面的な「和睦」を覆す新たな緊張が生じている。生涯投資家として知られる村上氏の資産管理の「本丸」である受け皿会社ATRAが、フジテレビ株に関わる「出口」戦略を模索していることが、『文藝春秋』の「丸の内コンフィデンシャル」によって明らかになった。これは、かつての対立から一転した協調関係に、再び不確実性をもたらす動きだ。 村上氏は過去、フジテレビの筆頭株主として経営に強い影響力を行使し、「強欲の手口」と評されることもあった人物である。その後、両者は和解し、一定の協力関係を築いてきたと見られていた。しかし、その資産の根幹を担うATRAが新たな動きを見せていることは、村上氏の戦略的意図が変化し、フジテレビに対...