1. 「制度が間違ってます」 プロサッカー選手の夢を入管に奪われた15歳クルド人少年のその後
トルコの空港から届いた父のかすれた声が、家族の引き裂かれる現実を決定づけた。「おれだよ……」という一報で、父は強制送還され、日本でプロサッカー選手を目指していた15歳のクルド人少年、ディヤルは夢を手放すことになった。彼のケースは、日本の出入国管理行政が、難民認定や在留資格の審査過程で、子どもの権利や将来の可能性をどのように扱っているのか、という根本的な問いを突きつけている。少年の友人でさえ「入管か何か知らないけど、制度が間違ってます」と悔しがる状況は、制度の非情さと人間的な視点の欠如を浮き彫りにする。 ディヤル少年は、家族と共に来日し、サッカーに打ち込む日々を送っていた。しかし、家族の在留資格申請が認められず、父が強制送還される事...