1. NEC CISOが明かす「やりたくない仕事」のAI化戦略:セキュリティ防御の人的資源を高度業務へ再配分
NECの最高情報セキュリティ責任者(CISO)、淵上真一氏は、生成AI時代の防御の核心は「やりたくない仕事」をAIに置き換える逆転の発想にあると主張した。SecurityWeek 2026 冬の基調講演で披露されたこのアプローチは、従来の脅威対応の延長線上ではなく、人的リソースの最適化そのものをセキュリティ強化の起点に据える。防御側の作業負荷を根本から再設計し、削減した時間を真に価値のある高度な業務へとシフトさせる、実践的なAI活用の要諦を示している。 淵上氏は、NECにおける具体的な実践例として、フィッシング対策用の訓練メール作成や報告書作成といった定型的な業務を生成AIに置換し、最大で9割の効率化を達成したことを明らかにした。...