1. AI投資で露呈した台湾半導体要塞の補完構造 韓国メーカー脱落の汎用品市場を台湾企業が席巻
人工知能(AI)サーバー投資の爆発的拡大が、台湾の半导体クラスターに予期せぬ補完構造を浮かび上がらせている。市場の視線がHBMや2ナノプロセスなどの先端チップに集中するなか、トリクルダウン効果を通じてTSMCの影に隠れていたレガシー(旧型)メモリーや後工程分野に、台湾中小・中堅企業の価格交渉力と市場支配力が全方位で拡大している。メモリー大手3社が収益性の高い高帯域幅メモリー(HBM)とDDR5に生産能力をシフトさせるにつれ、汎用品市場の供給余力が急速に縮小。その空白をナンヤテクノロジーとウィンボンドが吸収する構図が鮮明になり、台湾半导体クラスターの全体的な支配力が一段と強化される様相を示している。 恩恵が最も可視化されたのはレガシ...