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JPモルガン、ステーブルコイン準備金向け新ETFをSEC申請 ETHチェーンでMMF組成へ
米金融最大手JPモルガン・チェースが2025年5月12日、米証券取引委員会(SEC)に対し、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上でトークン化マネーマーケットファンド(MMF)を組成するための登録届出書を提出した。ファンド名称は"OnChainLiquidity-TokenMoneyMarketFund"。JPモルガンの既存プロダクト"MONY"に続く機関投資家向け2号ファンドとして位置づけられ、償還用流動性の確保やステーブルコインの準備金運用を主な用途とする可能性が高い。
報道によると、同ファンドは米国債や政府機関債など低リスク資産への投資を通じて収益を獲得する設計になるとされる。JPモルガンはかねてからオンチェーン金融サービスへの参入を加速させており、MetaMaskやCoinbaseといった暗号資産インフラ企業との協調も視野に入れた対応を進める。ステーブルcoinの信頼性確保が課題となる中、監査可能なオンチェーン構造で準備金の透明性を担保する手法は、規制当局の監視が強まる環境下で機関投資家の需要を取り込む戦略と指摘される。
ステーブルcoin市場はUSD Coin(USDC)やテザー(Tether)をはじめとした主要銘柄が国際的な決済・送金用途で拡大を続けており、準備金の運用・管理ニーズも拡大している。JPモルガンのSEC申請は、こうした市場動向に対応した機関投資家向け商品開発の最前線を示す事例として、金融業界全体のオンチェーン化の動きを加速させる的可能性があるとされる。