1. NTTのIOWN、AIインフラの電力問題に「特効薬」となるか?次世代基盤が描く通信革命
AIの爆発的な進化が、膨大な電力消費という巨大な壁に直面している。このITインフラの根本的な課題を、光技術を駆使した全く新しいアプローチで解決しようとする動きが、NTTの主導で具体化しつつある。それが次世代通信基盤「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)」だ。従来の電子信号に依存するネットワークとは一線を画し、情報を光のまま処理・伝送する「オールフォトニクスネットワーク」を中核に据えることで、超低遅延かつ超低消費電力の通信インフラを実現する構想である。 IOWNの核心は、データセンター内や長距離通信において、電気信号と光信号の間で発生する変換処理を極限まで排除することにある。この...