1. 日米首脳会談「成功」の裏側:高市首相側近が満足も、答えられなかった「ひとつの質問」
岸田首相とバイデン大統領の首脳会談は、政府関係者が「成功した」と胸を張る一方で、核心的な質問への回答が欠落したまま幕を閉じた。イラン情勢が緊迫する中、ホルムズ海峡への自衛隊派遣は求められず、大きな失点はなかったとされるが、会談後の記者会見で岸田首相が「詳細は差し控えます」と明言して答えを避けた「ひとつの質問」が、その成功宣言に影を落としている。 その質問とは、米国が日本に対して具体的にどのような「役割の拡大」を求めているのか、という点だ。ホワイトハウス近くのホテルで取材に応じた高市早苗首相側近は、会談の成果に満足げな表情を見せたものの、この肝心な部分については明確な説明を避けた。政府は「日米同盟の強化」という大枠を強調するが、その...