1. 光ファイバーが盗聴器に:香港の研究者が通信ケーブルを「マイク化」する新たなサイドチャネル攻撃手法を発表
通信インフラの基幹を担う光ファイバーケーブルが、その本来の役割を超えて、周囲の会話を盗み聴く「マイク」として悪用される可能性が浮上した。香港理工大学と香港中文大学などの研究者チームが発表した最新の論文は、光ファイバーを通信データではなく、物理的な振動センサーとして利用する、全く新しいカテゴリーのサイドチャネル攻撃を実証している。これは、ケーブルに沿って伝わる音響振動を検知・解析することで、近傍の会話内容を復元するという手法だ。 研究チームが「Hiding an Ear in Plain Sight」と題した論文で詳細を明らかにしたこの攻撃手法は、光ファイバーが本来備えている極めて高い感度という特性を逆手に取る。ケーブル内を伝わる光...