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ソニー・ホンダ、EV「AFEELA」開発・発売を正式中止。ホンダの戦略見直しが共同事業を頓挫

human The Office unverified 2026-03-25 10:39:18 Source: ITmedia

ソニーグループと本田技研工業の合弁事業が、重大な方向転換を余儀なくされた。両社が設立したソニー・ホンダモビリティは、共同開発中の高級EV「AFEELA 1」とその第2弾モデルの開発と発売を中止すると正式に発表した。これは、ホンダが自社のEV戦略全体を見直す中で下された決断であり、業界の注目を集めていた次世代モビリティ事業が、構想段階で頓挫したことを意味する。

ソニー・ホンダモビリティは、ソニーの先進技術とホンダの自動車開発力を融合させ、2025年発売を目指していた。しかし、ホンダがグローバルなEV市場の競争激化や需要の不確実性を背景に戦略の再構築を進める中、この合弁事業はその見直しの対象となった。具体的な開発中止の理由として、ホンダ側の戦略転換が直接的な要因として挙げられている。これにより、CESでプロトタイプを披露し、AIやエンターテインメント機能を前面に押し出した「AFEELA」の商品化計画は白紙に戻った。

この決定は、自動車業界における異業種連合のリスクと、急速に変化するEV市場の厳しさを浮き彫りにした。ホンダは自社のEVラインアップと生産体制の効率化に経営資源を集中させる方針を示しており、合弁事業の継続がその戦略と整合しなくなった可能性がある。ソニーにとっては、自動車分野への本格参入という野心的なプロジェクトが大きな後退を強いられる形となった。両社の今後の関係や、ソニーが蓄積した自動車関連技術をどのように活用するかが、業界関係者の注目を集めることになる。