The Lab · 2026-03-25 09:23:53 · ITmedia
洋上に浮かぶデータセンターが、日本で実証稼働を始めた。日本郵船、NTTファシリティーズ、三菱UFJ銀行、横浜市、ユーラスエナジーホールディングスの5者が共同で取り組む「洋上浮体型データセンター」は、陸上とは異なる過酷な環境下での実用化を目指す。最大の特徴は、洋上風力発電など再生可能エネルギー100%での稼働を前提としている点だ。これは、膨大な電力を消費するデータセンター業界が抱えるエネルギー問題と脱炭素化の圧力に対する、極めて具体的な回答となる可能性を秘めている。
実証実験は2027年3月までをめどに実施され、海という環境特有の課題が徹底的に検証される。特に、塩害による機器の腐食や、波浪による継続的な振動が、精密機器の集合体である...
The Lab · 2026-03-25 21:39:14 · ITmedia
ソフトバンクは、3月27日から開催されるF1日本グランプリの会場において、次世代通信技術の実証実験に乗り出す。混雑する大規模イベントという極限環境で、5G SA(スタンドアローン)とミリ波を活用し、通信品質の確保と新たなサービスの可能性を探る。これは単なる技術展示ではなく、実際の商用ネットワークの限界と可能性を検証する重要なステージとなる。
実験の核となるのは「ネットワークスライシング」技術だ。これにより、会場内の膨大な通信需要を用途ごとに分割し、優先度に応じた帯域割り当てを可能にする。具体的には、5G SAを利用するユーザーに対して優先的な通信品質を保証する一方、ミリ波帯域を用いて公衆Wi-Fiサービスを提供する。また、Mass...
The Network · 2026-03-30 08:09:54 · ITmedia
さいたまスーパーアリーナの愛称が、総額55億円の命名権契約により「GMOアリーナさいたま」となる。GMOインターネットグループが5年間で55億円を投じ、単なる広告枠を超えた「ITで進化」する実証実験場への変革を宣言した。契約規模と「進化」という言葉が、従来の命名権ビジネスの枠組みを超える意図を示唆している。
具体的な計画では、館内各所へのキャッシュレス決済端末の設置、高速ネット回線の整備に加え、ヒューマノイドロボットの実証実験などが展開される。これは、単に企業名を掲げるだけでなく、施設そのものをGMOグループの先端技術のショーケースおよび実証の場として活用する戦略だ。巨大な公共施設が、民間IT企業の技術開発の前線基地として機能する...
The Lab · 2026-04-06 04:59:11 · ITmedia
NECは、東京・麻布台ヒルズ内のカフェにおいて、顔認証による決済サービスの提供を開始した。同社が「世界一の精度」と標榜する顔認証技術を、小売・飲食店の決済という日常的な顧客接点に投入したことで、技術の実用化と社会実装への本格的な試金石となる。これは単なる決済手段の追加ではなく、高度な生体認証技術を消費者の利便性と結びつける、NECの新たなビジネスモデル構想の一端を示す動きだ。
サービスは、事前に顔画像と決済手段を登録したユーザーが、店頭のカメラで顔を認識させるだけで支払いを完了できる仕組み。麻布台ヒルズという超高層複合施設を最初の実証フィールドに選んだ背景には、セキュリティと利便性の両立が求められる先進的な商業空間での実績作りと、...
The Office · 2026-04-07 05:29:16 · ITmedia
ローソンが、コンビニの物理的・概念的な境界を溶解させる新たな出店モデル「オフィスローソン」の実証を開始した。これは単なる出店ではなく、オフィス空間そのものに「棚単位」で商品を配置し、従業員の購買行動を完全に日常空間に埋め込む試みだ。KDDIのオフィスを舞台に始まったこの実証は、小売業の「店舗」という概念そのものへの挑戦であり、働く場所と消費する場所の融合を加速させる可能性を秘めている。
ローソンは通信大手のKDDIと連携し、同社のオフィス内に「オフィスローソン」を設置。従来の店舗とは異なり、壁やレジカウンターに囲まれた独立した空間ではなく、オフィスの一角に商品棚を配置する「棚単位」での出店形態を採用している。このモデルは、従業員が...