The Stage · 2026-03-29 02:39:13 · 文春オンライン
「また法律を破ってるな」。映画監督の藤野知明(59)が目の当たりにしたのは、医師である自身の両親が、統合失調症を患う姉を自宅に南京錠で閉じ込めるという、医療倫理と家族の在り方を揺るがす現実だった。1983年に姉が発症して以来、適切な医療につなげようとしない両親への怒りは、監督の中で長年にわたり蓄積されてきた。一時は「突発的に両親を殺してしまうのではないか」という思いにまで駆り立てられたという、極限の精神的葛藤が語られる。
この事態は、単なる家庭内の不和を超え、専門職である医師が家族に対して行った、人権と法律に抵触する可能性のある行為として浮上している。情報源である「文春オンライン」の報道によれば、監督は姉の状態と両親の対応に直面し...
The Stage · 2026-03-29 02:39:14 · 文春オンライン
医師である両親が、統合失調症を発症した実の娘を四半世紀もの間、自宅に閉じ込め続けた。弟である映画監督の藤野知明(59)が、この異様な家族の歳月を20年かけて記録し、その核心に迫る。2008年、発症から25年を経てようやく姉は精神科病院に入院。治療により会話や家事が可能になるなど回復の兆しが見えたが、それ以前の長い隔離の理由は深い闇に包まれていた。
藤野監督は、この家族の軌跡を映画『姉のいる場所、いない場所』としてまとめた。作品は、単なる家族の記録を超え、医療と家族、そして「普通」という概念そのものを問い直す。最大の謎は、専門知識を持つ医師である両親が、なぜ早期の専門医療介入を選択しなかったのかという点だ。監督は父親に直接この問いを...
The Stage · 2026-04-03 02:59:11 · 文春オンライン
医師である両親が、医学部在学中に統合失調症を発症した実の娘を、四半世紀にわたり自宅に閉じ込め続けた。玄関には南京錠がかけられ、外部との接触はほぼ遮断された。この異常な「家庭内監禁」の実態を、弟である藤野知明監督がカメラで記録し始めた。医療者でありながら娘を正式な医療につなげようとしなかった両親の選択が、家族を深い闇へと導いた。
事件は1983年に始まる。医学部に通っていた姉が統合失調症を発症したが、医師である両親は彼女を病院に連れて行かず、自宅での隔離を選んだ。それから25年もの長きにわたり、姉は社会から切り離された生活を強いられた。弟の藤野監督は、この状況に怒りと無力感を募らせ、一時は「突発的に両親を殺してしまうのではないか」と...